座骨神経痛の治療薬
座骨神経痛の治療方法に、コレ!と言う決定的なものは、まだ見つかっていないようです。
薬物療法、装具療法、温熱療法、運動療法、等々の「保存療法」と呼ばれている治療法を進めながら、病状経過を観察します。
患者は医師と理学療法士の指導を受けながら、症状の経過に応じて治療法を組み合わせます。
薬物療法には主なものとして四種類があります。
○末梢血管拡張薬
プロスタグランディンという薬品が主として使われています。
これは血管の平滑筋を緩める働きをします。その結果血管が広がります。
血管が広がれば血液の流れがスムーズになり、神経の圧迫は緩和。痛みの軽減となります。
○消炎鎮痛薬
民間用語でいう「痛み止め」の薬です。これには多くの種類があり、効き目も人によってまちまちです。
患者の症状を観察した、医師の判断によって適した薬の処方が行われます。その多くは非ステロイド系の鎮痛薬です。
この非ステロイド系も、長期継続服用すれば、
胃炎から胃潰瘍へと進みます。
また吐き気・下痢など胃腸症状招きます。過敏症・発疹・肝障害などの副作用も起きるのです。
高齢者には、この副作用を回避するために座薬が併用されます。
○筋緊張弛緩薬
筋肉を痛めると、反射的に筋肉は収縮します。そうすると筋肉は所謂、凝った状態になります。
血液循環が悪くなり、凝りが続けば痛みも強くなります。その悪循環を絶つための薬品です。
○ビタミンB12
血液を構成している、赤血球を増やす働きを持つ栄養素がビタミンB12です。
その効用が、傷ついた神経を復元させる働きになるとされて用いられます。
しかし上記の薬品も、決定的な治療薬の地位を占めるには至っていません。
漢方薬に救いを求める人も多いようです。
腰部脊柱管狭窄症が座骨神経痛を招くのです。腰部脊柱管の快癒には
午車腎気丸(ごしゃじんきがん)八味地黄丸(はちみちおうがん)などの漢方薬が良いとされています。
しかしこれらの漢方薬を服用した人の、治療効果はまちまちです。
もともと、ゆっくりとした効き目が漢方薬の持ち味ですが、効果の有無についても主観的な報告による以外にありません。
現代医学が求める、客観的な治療データの提供はできていません。
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